みなさま、こんにちは。なかふらの観光協会です🙌
今回は、ナカフライフブランディング事業の『なかふらの移住体験ツアー』についてご報告します!
『なかふらの移住体験ツアー』とは、北海道への移住を考えているかたや、中富良野での生活に興味を持っているかたを実際にお迎えして、冬のくらしを体験してもらう取り組みです。
今回はこちらのみなさまにご参加いただきました♪
【参加1組目】
・父/母/娘(3名)
・京都府在住
【参加2組目】
・男性(1名)
・東京都在住
【参加3組目】
・父/娘/息子(3名)
・茨城県在住
みなさま道外から真冬の中富良野町へお越しくださいました!
ご参加いただいたのは2月の上旬で、気温はマイナス20℃近くまで下がりました。
北海道の冬の暮らしを体感していただく絶好のコンディションですね。
今回のモニターツアーでは中富良野町での実際の生活に触れ、事前に疑問や不安を取り除いておくことも狙いのひとつです。
そこで「Peace Garden パン酵房」と「農業振興センター」では除雪機の運転を体験させていただきました!
滞在中には大雪が降る日もあり、自主的に雪かきをしたとのこと。
『実際に冬に暮らしたような経験ができて本当に良かった。』
『除雪の時期や雪捨て場等のお話を聞くことができ、イメージが出来て良かった。』
と、有意義な経験になったようです。
さらに、冬のくらしで注意しなければならないのは、自動車の雪道運転です。
雪道運転には多くの感想をいただきました。
また、始動時には雪をおろしたり、フロントガラスを暖めるため、予想外な時間がかかることも町民とお話しされてました。
穏やかな天候ばかりではありませんでしたが、ポジティブな印象を持たれたみたいですね。
冬の気温が低くなる富良野盆地に位置する中富良野町だからこその魅力があります。
町内の農家「遠藤ファーム」では雪の下でじっくり熟成された”雪中キャベツ”を収穫させていただきました。
厳しい寒さが育んだ、旨みが詰まったキャベツです。
行程の後には『スノーモービルを何気なく出してくれて運転させてくれた』とのことで雪国の豪快なあそびを体験しました。
こちらは「SATOYAMA LINE」の案内で、白銀の雪原をスキーシューで満喫している時の様子です。
富良野盆地のふわふわサラサラなパウダースノーを中富良野ならいつでも楽しめます。
こちらの様子は「花のまち」として知られる中富良野町ではなくてはならない「農業振興センター」の花づくりです。
ビニールハウスの中にはすでに芽が出ているものもありました。
今回お手伝いしたお花は観光シーズンには町内に飾られたり、「北星山ラベンダー園」に植えられるそうです。
町民への無料配布も行われており、
『中富良野は花のまちだな~と改めて知ることができた』みたいです。
役場や公共施設、スーパーマーケットなど実際に暮らしのなかで利用する場所も見学しました。
スポーツセンターでは『この町の規模感にしては、整備されていると思う』とのことでした。
北星山/森林公園付近で活動する認可外保育施設(4月から小規模保育事業になる)「森のようちえん 森のたね」では、パワフルなソリあそびで交流しました。
大自然のなかでのびのびと生活する子どもたちと一緒にあそんですぐにお友だちになれたようです。
パパからは『ツアー中に 2 回あってもいいくらい。子ども達もそれぞれお友達が出来たので、年に 1 回でも「開放日」があれば、また再会に訪れたい。 』との感想をいただきました。
こちらは参加者と同学年の町民が集まった「モトマチデリ」での交流会の様子。
『同級生と集まることもでき、本音でいろいろ話したり、馬鹿話もできて、良い時間であった。』
と、楽しそうに親交を深めていました。
参加者からいただいた感想のなかには出会った”ヒト”に対するものも多くありました。
いただいた感想にある通り、ツアー中は多くの移住者の方が経験談・アドバイスをお話しくださいました。
町内のお店、革製品とコーヒーの「Medicine Leather」やクラフトビールの「NAKAFURANO BREWERY」でもステキな店内とともに
『お話しできたのが大変参考になった』と感じたようです。
すべてをお見せすることができないのが心苦しいですが、中富良野町で暮らす町民のみなさまがこの町の”魅力”との感想をいただきました。
このモニターツアーでご協力いただいた町内のお宿、「四季の宿KI・ZU・NA」「ちむとちま」「Furano Cottage Shelter」「ペンション&レストラン ラ・コリーナ」「ペンション ラクレット」では充実した時間を過ごせたみたいです。
ほんの一部ですが感想をご紹介します。
多くのポジティブな感想があったものの、課題となるものもありました。
お住いについて不安な点があるようです。
今回のモニターツアーの取り組み全体としては以下のような、ポジティブな感想をいただくことができました。
中富良野町のことをより深く知っていただき、生活することに前向きになっていただけていれば幸いです。
また中富良野町で会えることを楽しみにしています。
ご参加いただきありがとうございました。
また、ご協力いただいた事業者のみなさん、大変お世話になりました。
本当にありがとうございました。
【地域づくり総合交付金「中富良野町ブランディング事業」】
○事業期間:令和4年7月~令和5年3月
○事業主体:一般社団法人なかふらの観光協会
[事業の背景]
○中富良野町はラベンダー観光発祥の地として、多くの観光客が訪れている。これらの交流人口を移住定住へ結びつけたいと考えているが、都会への転出超過が大きく、人口流出が続いている。
○移住・定住の促進には関係人口の拡大も重要視されていることから、中富良野町ならではの切り口で移住希望者やふるさと納税の利用者など、多様なターゲットに向けた情報発信と地域ブランドの強化を図ることが必要だといえる。
[事業の目的]
○中富良野町のタウンプロモーション冊子「ナカフライフ」と、ブランディング用ロゴマークを作成して「地域の魅力を伝える情報」「地域とのつながりを創造、維持する情報」の積極的かつ効果的な発信を行い、中富良野町を知ってもらい、好きになってもらうことで関係人口の拡大、移住・定住の促進を図ることを目的とする。
○これらの実証事業を通じて得た成果や課題について、さらなる磨き上げを継続し、中富良野町「第6期なかふらのまちづくり総合計画」に基づき、中長期的に行政と関係機関が連携しながら、移住体験やモニターツアープログラムの充実化を図る。
【なかふらの移住体験ツアー】
[課題]
○転出超過が大きく、人口流出が続いている。とはいえ富良野エリア(中富良野町)への移住に興味を持っている人も少なくない。夏季のシーズンに観光で来訪し富良野の良さを体感し良い印象を持つケースは多いが、冬季は観光客自体が少なくスキーのイメージくらいしかなく、冬の現状や生活を知る機会も少ない。
[目標]
○中富良野の冬季の現状を知る機会を作り、憧れだけでなく厳しい寒さや雪を体験することでよりリアルな生活を体験してもらい、年間を通じた暮らしのイメージを持ってもらう事で最終的な目標である移住・定住に繋げる。