「全国で唯一、リフトのあるラベンダー畑」

1ヵ月後にはなくなってしまうと思うと、いつまでも眺めていたくなる。
オレンジ、黄、赤、白、そして紫。色とりどりの花が山の斜面を埋め尽くし、上のほうには花で描かれた「なかふらの」の文字も。
花畑の端っこにリフトが走っているのは、ここが本来、スキー場だから。ゆっくりと上がっていくリフトに乗りながら花畑を眺めるのは、この町でしかできないこと。

展望台から、なかふの街並みと十勝岳連峰を一望することも。
「香りに包まれる、摘み取り体験」
町内にはラベンダーの摘み取りができる花畑も。ラベンダー好きが高じて引っ越してきたというオーナー夫婦が「この品種が特にいい香りでね、手の平にのせてこすると、ホラ」と、とっておきのラベンダーの香りをかがせてくれた。ヨーロッパの高級アロマオイルにも使われる品種なのだとか。

摘み取った花束を逆さまに吊るして干すと、より芳醇な香りに。飾ったり布にくるんで持ち歩いたり、いろいろと活用できる。
「オリジナルグッズやソフトクリームも」
花畑に隣接する売店では、各園オリジナルのラベンダーグッズを販売している。ラベンダーは心を癒やすだけでなく、肌の再生や殺菌、防虫などの効能がありイイコトづくめ。
特に天然オイルはひとつあると便利。ハンカチや枕に少し垂らして、いつでもどこへでもラベンダーの香りを持ち歩こう。

ポプリは玄関に、リースは寝室の壁に…と、妄想がふくらむ(撮影協力:ペンションラクレット)。