「紅葉のトンネルを抜けて」

電動アシスト付きの自転車を借りてまず向かったのは、北星山の中央部に広がる森林公園。木漏れ日の差し込む広々とした森は、まるでおとぎ話の舞台のよう。カサカサ、クシャクシャ…。落ち葉の絨毯を踏みながら、紅葉のトンネルを走り抜けましょう。

森林公園の中には3つの遊歩道が巡らされています。そのうちのひとつが「エゾリスの道」。名前の通り、散策しているとすばしっこく動き回るエゾリスを見かけることができます。冬が来てしまう前にと忙しそうに木の実を集めるエゾリスたちの可愛らしいこと。さて、ここで少しひと休み。

中富良野森林公園

北星山にある森林には数多くの遊歩道が設置されています。春には桜やチューリップが満開になり、秋には紅葉にかこまれた静かな空間です。夏の間はキャンプ場もオープンしています。

「黄色く色づいた白樺並木を横目に」

森林公園を出て北星山を北へ。車道を走るときは縦一列になって、すれ違う車に注意。道沿いに続く下向き矢印の看板は北海道名物看板のひとつ。雪が降り積もっても道路の位置がわかるように立てられています。

「真っ赤な鳥居のある神社に」

坂道を下った先に鳥居が見える。表から見えるのは上まで続く石段だけ。息を切らしながら登り切ると、ようやく社殿が現れる。実はこの神社、町内一のお花見スポットという噂も。桜の季節にもう一度訪れたい場所です。

中富良野神社

見晴らしの良い、まちのシンボル北星山の中腹に位置している中富良野神社。観光スポットとして来訪者が多いようです。ご朱印帳や、神社ではめずらしいペットお守りがオススメです。

「お腹がすいたらカフェタイム」

パンの焼けるいい匂いにつられて、木々に囲まれたカフェに立ち寄ることに。時刻はちょうど昼時。窓際の特等席で、天然酵母パンのランチプレートをいただきました。すっかり満たされて、「午後は少し遠くまで行ってみようか」なんて冒険心が芽生えてきます。

cafe nokka（カフェ ノッカ）

ウッディーで落ち着いた雰囲気のカフェ。オーガニックレーズンと富良野岳の湧水を使っておこした自家製天然酵母で、毎朝パンを焼き上げています。

「どこまでも続く、まっすぐな道」

食後の運動も兼ねて、午後は北星山を離れて農村地帯へ。なだらかな丘の上に畑が広がり、その向こうにカラフルに色づいた山々が見えます。ヨーロッパの絵画のように美しい秋の風景。一直線に続くこの道を、気の済むまで走り続けよう。

トコトコサイクリング

トコトコサイクリングの自転車ツアーはフリーツアー。電話かメールでルートの打ち合わせのうえ、その人に合ったサイクルルートの作製を行ってくれます。